24団体200人フラで共演/カギマナフラ パレード
きょうコンペティション
フラの祭典「カギマナフラin宮古島2016」は15日、平良の下里通りでフラパレードを行った。小雨がぱらつく中、国内外から参加の24団体約200人の愛好者が一斉に踊り、市内の目抜き通りをフラ一色に染めた。イベントはきょう16日、メーン行事のインターナショナルフラコンペティション本番を迎える。29団体が出演する。
フラパレードは午後2時30分にスタートした。出発に先立ちあいさつした下地敏彦市長は「みんなの笑顔で雨を吹き飛ばそう。パレードには園児や高校生も参加する。それぞれフラの良さを市民や観光客にPRしてほしい」と呼び掛けた。
この後、ハワイから招いたエド・コリアーさんやイヴァラニ・ワヒネカプ・ワルシュ・セイユさんらが乗るオープンカーを先頭に24団体が下里通りを歩いた。
沿道に並んだ市民や観光客は、笑顔をたたえて晴れやかな衣装で歩く出演者に歓声や拍手を送った。
パレードの途中、何度か立ち止まってフラを披露した。ゆっくりと流れる音楽に合わせて踊り、初めてのフラパレードを満喫した。
宮古から参加の垣花恵子さんは「雨の中のパレードになったけど、とても楽しむことができた。県内外から訪れた方々と交流ができて良かった」と話した。
鏡原中学校1年の香川琉亜(るあ)君は「あまり踊りが分からなくても、みんなと一緒に踊ることができて楽しかった。思い出に残るパレードになった」と笑顔で感想を話した。パレード終了後は、市の公設市場前で複数の団体がフラを披露し、イベントに花を添えた。
同日夕にはトゥリバー地区で、トゥリバー・フラも開催された。南国情緒あふれる雰囲気の中、26団体の出演者が優雅に踊った。
きょう16日はインターナショナルコンペティションが行われる。午前10時30分から開会行事、11時ごろからコンペティション前半が始まる。午後の部は午後1時40分を予定。午後4時30分から審査発表や表彰を行いフィナーレを迎える。会場はマティダ市民劇場。観覧料は1500円。