ウインディをリニューアル/指定管理者「いちば」
前浜利活用計画を発表
市ふれあいの前浜海浜広場の指定管理者に市から指定を受けた「いちば」の與那覇翔太郎社長らは15日、ウィンディまいばまで会見を開き同広場の利活用計画を発表した。ウインディの建物を改修してレストランにリニューアルするほか、キャンプサイトの整備、既存の林間遊歩道の手入れなどを行い、多くの人が集える空間の創出を目指す。
同社が指定管理を行う施設はウィンディまいばま、トイレ・シャワー室2カ所、野外ステージと広場、遊歩道(2150㍍)、駐車場2カ所、あずまや3カ所。指定期間は今年10月1日から2019年3月31日までとなっている。
利活用計画では、ウィンディまいばまを「ビーチに浮かぶヨット」をイメージしたシーフードレストランにリニューアルし、朝食からバータイムまで営業するとともに地元特産品を販売。入り口にスロープを設置しバリアフリー対応にするほか、水着のままでも利用できるオープンテラスを整備する。1日の集客目標は1000人、売り上げ目標は99万円と設定している。
ウィンディまいばまから前浜漁港側の駐車場までの広場はキャンプサイトやピクニック広場として整備。林間遊歩道は現在、木や草が生い茂っていて散歩を楽しめる状態にないことから草木の手入れを行うとともに、まぶし過ぎない程度の夜間照明を配置する。
会見で與那覇社長は利活用計画のコンセプトとして、ウオーキングやマリンレジャー、ヨガ、ビーチバレーなどの「動く」、レストランでの朝食からディナー、バーベキューなどの「食べる」、木陰のハンモックやアウトドアリビングなどの「くつろぐ」、ウェディングなど各種パーティーの「祝う」と四つを挙げ、「地元の交流の場として普及させたい」と語った。
計画への助言、提案を行っている環境デザインコーディネーターで長崎設計研究所の長崎大作代表は遊歩道について「一帯が保安林になっているので行政と調整しながら、既存の木々も生かした外遊びができる環境を整備したい」との考えを示した。
キャンプサイトとピクニック広場、林間遊歩道は17年1月、レストランは同7月供用開始を予定している。計画全体に掛かる予算は現在、試算中で、同社と市の負担率については今後、両者で協議し調整を行うという。