月灯りで「八月踊り」
本部町で多良間島イベント
【那覇支社】国指定の重要無形民俗文化財の「八月踊り」など、多良間島の歌や踊りを上演するイベント、「第4回ふしゃぬふライブiNカルスト」が15日、沖縄本島の本部町山里で開催された。会場には約120人が詰めかけ、月夜に繰り広げられる多良間の演芸を観賞した。
実行委員長の石川勝秀さんは「多良間村との交流を目的に実施している。先月は八月踊りを見に多良間島に行ったが、最高だった。来年からは、もっと盛大にやりたい」と話していた。
実行委員会委員で多良間出身の長浜隆夫さん(NPO法人ふしゃぬふネット代表)は「今年で4回目だが、本部町からも参加者が増えるなど広がりを見せている。多良間と沖縄本島との交流人口が増えていければ」と、今後の展開に期待を寄せた。
会場には宮古島市文化協会が6月に開催した「第23回鳴りとぅゆん(鳴り響く)みゃーく(宮古)方言大会」で市長賞を受賞した来間トミさん(91)も駆けつけ、方言漫談で観客を盛り上げていた。本部町の民謡も披露され、参加者は心ゆくまで楽しんだ。
昼の部では、多良間の揚げ菓子「ぱなぱんびん」作りも行われた。