目指すぞ、全員完走/光の村養護学校
トライ挑戦 太鼓演舞で意気込み
光の村養護学校の「宮古島卒業旅行」と題したトライアスロンが18日からスイムを皮切りに行われる。参加する生徒12人は17日、市役所平良庁舎で勇壮な太鼓演舞を披露。沿道で支えるボランティアに感謝の気持ちを表すとともに、全員完走へ意気込みを示した。19日はバイク、20日はランに挑戦する。距離は、全日本トライアスロン宮古島大会と同じ202・195㌔。
卒業旅行は今回で27回目。同校は、知的障害児の自立を目指して設立された私立の全寮制特別支援学校。土佐自然学園(高知県土佐市)と、秩父自然学園(埼玉県秩父市)の生徒たちが参加する。
太鼓演舞では、雨風が段々と強くなっていく様子を表現した「雨風」、太平洋を流れる黒潮をイメージした「黒潮太鼓」を時には勇ましく、時にはゆっくりと太鼓のばちを振り、トライに懸ける思いを表した。
生徒たちの演舞を見守った下地敏彦市長は「共に支え合いながら頑張ってほしい。大いに宮古島を楽しんで」と激励した。
同校によると、入学と同時に生徒や教師、保護者はこの卒業旅行を到達目標に掲げ、一つ一つの課題に挑戦する学習が始まる。体力と気力を育てるため、朝マラソン、強歩大会、登山、川下り、遠泳大会、サイクリング、マラソン大会などで成長を確認し、3年間または6年間で全員が完走することを目指す。