水しぶき挙げ力泳/光の村養護学校
トライのスイム競技
「宮古島卒業旅行」として、光の村養護学校が毎年実施しているトライアスロンが18日、スイム競技でスタートした。同校の生徒12人が下地与那覇の前浜ビーチで力強い泳ぎを披露し、それぞれが設定した目標距離に挑んだ。
スイム会場では、学校の職員や保護者らが水しぶきを上げて力泳する生徒たちに大きな声援を送っていた。
同校のトライアスロンは、全日本宮古島トライアスロンと同じ距離を生徒たちが互いに励まし、協力し合いながら完走を目指している。
開会式で同校土佐自然学園の北野光子校長は「皆さんがこの美しいビーチでスイムに挑戦できるのも多くの人たちの支援と協力のおかげ。常に感謝の気持ちを持って無理をせず自分ペースでゴールを目指してほしい」と呼び掛けた。
この日のために練習してきた泳ぎを披露した生徒たちは、それぞれ目標に定めた1・5~3㌔の距離に挑んだ。12人はきょう19日はバイク、20日はランに挑戦する。
同校は、知的障害児の自立を目指して設立された私立の全寮制特別支援学校。この卒業旅行は今回で27回目で毎年、土佐自然学園(高知県土佐市)と、秩父自然学園(埼玉県秩父市)の生徒たちが、宮古島でトライアスロンに挑戦している。