05/04
2025
Sun
旧暦:4月7日 仏滅 癸 
社会・全般
2016年10月20日(木)9:04

発達障害の特性学ぶ

2日間で座学と実習体験/ビザライ主催


発達障害などについて学ぶ参加者。写真奥は講師の土屋さん=19日、平良港ターミナルビル

発達障害などについて学ぶ参加者。写真奥は講師の土屋さん=19日、平良港ターミナルビル

 講演会「発達障がいを持つ人を知ろう」(主催・ビザライ)が19日、平良港ターミナルビルで2日間の日程で始まった。福祉関係者ら約20人が参加し、発達障害とはどのようなものかなどを学んだ。Office夢風舎、フリーランスナース&ソーシャルワーカーの土屋徹氏を講師に迎え行われた。初日は発達障害の人の特性とSST(社会生活技能訓練)についての座学で、2日目は座学を踏まえての体験講習を行う。発達障害を持っている人がバランスを取って生活するためには、環境、ネットワークの支援体制が必要で、環境と本人への取り組みによって大きく変化することなどを学んだ。

 土屋さんは「発達の障害と発達の特性は分けて考えたい」と述べ「どのような人かを知り、どう対応するかを考えるべき」と強調した。

 発達障害は、あくまでも仮説とした上で、一般的には「こだわりが強い」「集中力がない」など体質的なことが原因と考えられているが、これだけでは問題にならない。これに主に社会的環境の要素がプラスされることによって、周りが困るなど問題が起こると発達障害といわれる。ただし、体質はあるが社会環境に対応できている人は「障害」ではなく「個性が強い人」と説明した。

 また、発達障害の人が薬を服用することは、その人の症状を緩和することが最終目的ではなく、緩和した状態の時が何かを身に付けるチャンスで、それを継続的に経験させることで、薬が効いていない時でも、同じようにできる「癖をつける」ことが大切と述べた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年5月1日(木)9:00
9:00

子どもは無料や半額

児童福祉週間で各施設   最大11連休となるゴールデンウイーク(GW)が始まっている。入域観光客数がコロナ禍以前に戻りつつある宮古島では多くの観光客が訪れ、各空港が混雑しているほか、島内各地の行楽地では観光客に加えて地元の家族連れなどでにぎわいを見せ…

2025年4月23日(水)9:00
9:00

多良間島、3部門で上位/マリンダイビング大賞

「初めて行きたいエリア」1位/スキューバダイビング専門ウェブサイト   【多良間】年間125万人が利用するスキューバダイビングの専門ウェブサイト「マリンダイビングWEB」が発表した「マリンダイビング大賞2024」の年間ランキングで、多良間・水納島が「…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!