真栄城氏擁立へ/市長選
「新風会」と「新保守」
来年1月の市長選に向けて、新保守クラブ(西里芳明代表)と21世紀新風会(新里聡会長)は19日、同選挙に出馬の意向を示している前議長の真栄城徳彦氏と協議を行った。真栄城氏側から両会派に対して支持が求められ、反現職を掲げる両会派とも同氏を支持する方向で今後検討し、今週末の擁立決定に向けて各方面との協議を進めていくとしている。
市長選に向けて保守系は、候補者の一本化協議が決裂し、分裂選挙の様相となっている。
与党会派の市議9人はすでに現職の下地敏彦市長の支持を打ち出しており、下地市長は21日に出馬表明を予定している。
一方で、反現職の両会派は、今回の協議を経て、真栄城氏支持に向けた動きにかじを取ることとなった。
新風会側は「きょうは本人からは『市長選ではぜひ、自分を支持してほしい』と求められた。私たちとしても幅広い市民の声を聞いて、早めに支持の方針を決めたい」と述べた。
新保守側も「きょういろいろ話をして、真栄城氏の主張については十分に理解できた。今後、同氏支持の方向に向かうと思う。しかし、私たちだけで決めるのではなく支持者、各地域の意見をしっかり聞いた上で最終的な支持の判断をしたい」と述べた。
両会派とも方向性は、真栄城氏擁立に向けて動く予定で、21日をめどにその方針を決定し、それを受けて真栄城氏は正式な出馬表明を行う見込みとなっている。
両会派と真栄城氏との面談では、現職市長の動きや、観光プロモーション事業の百条委設置などに対する意見を交換し、来年の市長選は新しい保守のリーダーで挑む必要があることを確認した。