沖縄の産業まつり開幕/552企業・団体が出展
【那覇支社】「じょうとーむん 使うよろこび 県産品」とテーマに、第40回沖縄の産業まつり(主催・同実行委員会)が21日、那覇市の奥武山公園と県立武道館で開幕した。23日までの3日間。
会場では過去最多の552企業・団体が出展。泡盛の展示販売コーナーでは、「菊之露」と「多良川」が試飲用カウンターを設けて、多くの来場者にアピールしていた。「ありんくりん市」では伊良部島特産品売り込み隊が島産のかつおなまり節や、かつおみそ、うず巻きパンなどを販売し、多くの女性客らが試食しながら買い求めていた。高江洲たたみ店の命名畳など今年度県推奨優良県産品が県立武道館で展示されている。
今年度の鑑評会に出品された泡盛の一般公開や、県産衣料品展示商談会、健康食品などの県産品の展示即売会、特産品フェア「ありんくりん市」、陶器市など多彩な催し企画されている。
第40回開催を記念した「海洋産業特別展」のほか、新たに企画した県内企業の健康食品を紹介する「全国ヌチグスイ化計画」、地域の中小企業の「魅力発見展」などを開催する。新商品・新技術の紹介エリアでは沖縄高専卒業生が製作した搭乗型骨格ロボットの試乗体験ができる。
開会式が県立武道館アリーナ棟前で行われ、呉屋守章実行委員会長(県工業連合会長)が「産業まつりが人と人、人と産業を結びつけ、沖縄の産業を元気づける場になってほしい」とあいさつした。