さらに進化した活動へ/宮古JC55周年
一般社団法人宮古青年会議所(宮古JC)は22日、創立55周年式典を市内ホテルで開いた。会員やシニア会員、姉妹・友好・国際姉妹の各JC役員、来賓ら約120人が出席。喜びを分かち合うとともに、節目を一つの転換点として会員一丸となり新たな一歩を踏み出すことを確認した。第55代理事長の下地盛智氏は「さらに進化した活動を展開し、明るい豊かなまちづくりのためにまい進していく」と決意を述べた。
宮古JCは1962年3月15日、数十人の青年で設立された。
JC三信条「修練」「奉仕」「友情」を掲げ、美化活動、講演会・研究会の開催、要請活動、署名運動など幅広い活動を展開。また、姉妹JCの津山青年会議所(岡山県)、友好JCの北見青年会議所(北海道)、国際姉妹JCの民雄国際青年商會(台湾)との交流を深めながら、人材育成や島の発展を力を注いできた。
式典は冒頭、国歌、JCソングの斉唱、JCIクリード、ミッション並びにビジョンの唱和、JC宣言などがそれぞれ行われた。
あいさつした下地理事長は、先輩たちが築いてきた歴史を振り返り、その努力に敬意を表した。
伊良部大橋の開通や大型クルーズ船の寄港などで入域観光客が増加している現状を紹介した上で「しかし、教育や環境問題など、解決すべき課題は山積している。55周年を節目としてさらに進化した活動を展開していきたい」と述べた。
若い世代の団体であることを強調しながら「新しいリーダーを育てていく」「地域と寄り添うJCであり続けていく」と述べ、島の発展のため尽力していく決意を表明した。
日本青年会議所副会頭の齋藤貢一氏は「一緒になって地域を変える、日本を変える、そんな事業を継続して行っていきたい」、同会議所沖縄地区担当常任理事の中尾忠筰氏は「歴史、伝統を積み重ね、地域において若者らしい活動を期待する」とそれぞれ来賓祝辞を述べた。
那覇青年会議所理事長の末広尚希氏が「スポンサーJC」代表あいさつを行った。
引き続き、会場を屋外に移して祝賀会を開催。下地敏彦市長や宮古島商工会議所の下地義治会頭らが来賓祝辞。姉妹・友好・国際姉妹の各JCの理事長や会長らがあいさつを行った。