感性豊かな秀作ずらり/市民総合文化祭
第11回宮古島市民総合文化祭「児童・生徒の部」(主催・市、市教育委員会、市文化協会、主管・市教育委員会生涯学習振興課)が22日、23日までの日程で市中央公民館に開幕した。会場には子供たちのみずみずしい感性に満ちあふれる秀作がずらり。書道・美術・俳句・短歌・作文・詩・自由研究・一般工作を合わせた総数3587点が展示されている。会場に訪れた市民の親子連れらは、感動した様子で各展示部門を熱心に見入っていた。
特設会場1階には、個性豊かな風景画や人物画、草書や行書などの字群が観客の視線を引いていた。
一方、2階には自然を詠んだ俳句や短歌を紹介。工作の「みんなを運ぶ伊良部大橋」などが人気を呼んでいた。また自由研究では、宮古島に生息する昆虫などが標本で展示され、子供ならではの視点に来場者らは感心していた。
親子3人で会場に訪れた真壁弘充さん(42)=平良=は「中学3年生の二女と小学3年生の長男の習字が展示され『上手と思った』。2人の頑張りをたたえてあげたい」と笑顔で語った。
表彰式は12月3日午後2時から市中央公民館で開催される。
テーマは「創造する市民の文化」。児童・生徒による文化芸術の発表の機会を設けることにより、次世代の文化の担い手を育み、新しい文化の創造や先人たちから培ってきた地域文化の伝承発展に寄与し、広く発信するのが目的で開催されている。