88件、寄付総額3900万円/市15年度ふるさと納税
16年度は7000万円見込む
宮古島市への「ふるさと納税」が2015年度は88件、寄付金額は総額3969万9750円となり、件数、金額ともに過去5年間で最高だったことが市のまとめで分かった。市は、寄付金の控除額が拡充されるなど、これまでより利用しやすい仕組みになったことや寄付者への返礼品の充実、特設サイトの開設などで、今後さらに増加すると見ている。16年度は7000万円を見込んでいる。
ふるさと納税は、15年度税制改正において、納税者の控除額が2倍に拡充されたほか、確定申告をしなくても寄付金の控除が受けられるなど、より利用しやすい仕組みになった。
市によると、15年4月時点で全国492自治体がインターネットのサイトを活用していたが、税制改正に伴い16年6月には1026自治体に増えている。
ふるさと納税は寄付をした人が使いみちを選択することができる①エコアイランド応援コース②スポーツアイランド応援コース③がんずう(健康)応援コース④芸術、文化振興応援コース-のほか、使いみちを市に委ねる「市長お任せコース」もある。
市によると15年度の寄付総額約4000万円のうち、返礼品の額は約万円で、実際の市の税収は返礼品の額を差し引いた約3970万円。