宮古和牛で頂点を/県畜産共進会
5人の代表出品者激励/全頭の上位入賞に期待
第42回県畜産共進会の宮古代表出品者を激励する会が26日午後、JAおきなわ宮古地区本部ホールで開かれた。畜産関係者が多数駆け付け、計7頭の宮古和牛を出品する5農家の上位入賞と団体賞に大きな期待を込めた。出品者を代表して川田栄作さんが「皆さんの期待に沿えるよう全力で頑張りたい」と決意した。県畜産共進会は来月4日、糸満市で開催される。
共進会に出場するのは若雌第1類の部が平良の川田さんと島尻誠さん。川田さんは「さくら」号、島尻さんは「みつこ」号という牛で最高賞を目指す。
若雌第2類には、平良の伊山和吉さんと下地の荷川取広明さんが出場する。伊山さんは「てるみ」号、荷川取さんは「つばさ」号。
成雌第1類には下地の荷川取さんと上野の砂川栄市さんが挑む。荷川取さんは「まぁがれっと」号、砂川さんは「あや3」号で頂点を懸ける。同第2類の部には伊山さんが「なおみ」号を率いて出場する。
激励会を主催した宮古地区農業振興会長の下地敏彦会長(代読)は「皆さんは日ごろから宮古牛の改良に積極的に取り組み、地区共進会以降も出品牛の管理に努力されていることに敬意を表したい」と述べた。その上で、「今回の出品牛も粒ぞろいであり、上位入賞を確信している。この結果により、『増体よく、飼いやすく、肉質に優れた宮古和牛』のブランド化に拍車が掛かる」と話し、共進会での好成績を期待した。
県宮古農林水産振興センターの植田修所長は「今回の県共進会へは、宮古地区から5農家7頭がエントリーしている。この全頭が優秀な成績を収められ、団体賞を勝ち取れるよう頑張ってほしい」と激励した。
出品者を一人一人紹介した後、代表して川田さんが決意表明を行った。出品牛の仕上がりは良いとし「共進会には万全なる態勢で審査に臨むことができる。残された日数はわずかになりましたが、これからも指導と協力をお願いしたい。本番に向け、出品牛共々体調に細心の注意を払い、皆さんの期待に沿えるよう全力で頑張りたい」と述べた。