伝統芸能や創作ダンス披露/中学校総合文化祭が開幕
第22回宮古地区中学総合文化祭(主催・宮古地区中学校文化連盟)の舞台の部が28日、マティダ市民劇場で行われた。県立宮古特別支援学校を含め15校から約400人の生徒が出演し、伝統芸能や創作ダンス、三線演奏などを発表した。展示発表は29、30の両日に市中央公民館で開催される。
文化祭のテーマは「時間(とき)満ちる 文化の華が 開花する」。舞台発表は午前と午後の部に分けて行われ、各校の生徒がこれまでの文化活動の成果を発表した。開会式で参加した生徒ら全員で同連盟の歌「緑の風」を合唱した。
同連盟の宮国敏弘会長は「文化はスポーツと違い、記録や順位を競い合うのではなく、披露して認め合うもの。午前、午後の部で7校ずつ出演する。皆さんの大きな拍手と歓声が激励します。最後まで、子供たちの、友達の演技を堪能してほしい」とあいさつした。
午前の部は5校41人による三線の合同演奏で幕開け。エイサーの演舞や吹奏楽アンサンブルの演奏、創作ダンスなどが披露され、観客を楽しませた。
午後の部は8校53人が三線合同演奏で「豊年の歌、なりやまあやぐ」を演奏し、幕を開けた。上野新里の棒振り、比嘉の獅子舞などの郷土芸能や力強いエイサーの演舞が披露された。最後は「スマートフォン依存症」をテーマにそれを克服する中学生の心の葛藤を表現した劇「ゲームオーバー」で幕を閉じた。