絆深め5年後再会誓う/ウチナーンチュ大会閉会
【那覇支社】世界28の国と地域から県系人が結集した第6回世界のウチナーンチュ大会(主催・同実行委員会)の最終日の10月30日、閉会式とグランドフィナーレが那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇で行われ、5日間の祭典の幕を閉じた。今回の大会には海外から過去最多の約7000人の県系人が訪れた。
閉会式には海外や県内外から約1万5000人(主催者発表)が参加。大会実行委員会長の翁長雄志知事が毎年10月30日を『世界のウチナーンチュの日』と制定することを宣言した。ウチナーンチュとして互いの絆を深め、5年後の再会を誓い合った。
翁長知事は「沖縄を愛するすべての人々が心を一つにすることを祝福し、ウチナーンチュであることを誇りに思うことを心から願う。それぞれの在住国に帰られてからも、なお一層活躍されることを期待する」と述べ、英語とスペイン語、ポルトガル語、しまくとぅばで感謝の意を表した。
鶴保庸介沖縄担当相は「沖縄の秘めた可能性を生かした、沖縄が地方創生のモデルとなることを目指し、沖縄振興に取り組む。世界のウチナーンチュと活力ある沖縄の未来を切り開いていきたい」と話した。
さらに、第5回世界若者ウチナーンチュ大会の玉元三奈美実行委員長が「若者宣言」をしたほか、ペルー沖縄県人会の屋良アルトゥーロ会長、次世代代表でブラジル3世の松本カリナ沙登美さんがあいさつを述べた。
グランドフィナーレでは、かりゆし58やディアマンテス、BIGINら県出身のアーティストが沖縄をテーマにしたそれぞれの代表曲を熱唱し、ステージは大いに沸き上がった。最後は出演者全員がステージにそろって「かりゆしの夜」を合唱し、グラウンドに躍り出た参加者と一体となってカチャーシーで締めくくった。