教育・文化
2016年11月3日(木)9:02
ダンサーが華麗な踊り/東京シティ・バレエ団 学校公演
東京シティ・バレエ団による学校公演が2日、平良第一小学校体育館で全校児童を対象に行われた。1870年にパリのオペラ座で初演が行われた、からくり人形をめぐるバレエ作品「コッペリア」の2・3幕を上演。プロダンサーの華麗な踊りと豊かな表現力で児童たちをバレエの世界へといざなった。
今回の学校公演は文化庁の「2016年度文化芸術による子供の育成事業巡回公演」として実現した。上演に先立ち、同校の下地操教頭が「宮古ではバレエを見る機会は少ない。今公演を通してバレエの素晴らしさを感じてほしい」と児童に呼び掛けた。
「コッペリア」は、人形作り職人のコッペリウス博士が作った少女の人形・コッペリアに恋したフランツと、彼の恋人・スワニルダの物語で、ダンサーたちは踊りとしぐさ、表情で各場面を表現。プロのダンスで魅了したほか、コミカルなシーンも多く観客の笑いを誘った。
上演前にはバレエの基本についての解説もあり、ターンやジャンプなどの技、せりふの代わりに身ぶり手ぶりで表現するパントマイムの動きが示す意味などが紹介された。