秋空の下、老人パワー発揮
往年の名選手も登場/平良・城辺老クが運動会
宮古島市老人クラブ連合会の平良支部と城辺支部の大運動会が3日、心地良い秋空の下で盛大に行われた。各会場ともお年寄りたちの活躍に大きな歓声と拍手が響いた。
平良支部
宮古島市老人クラブ連合会平良支部(花城愛子支部長)の第11回大運動会は、鏡原中学校グラウンドで開かれた。池間、狩俣、西辺、北、久松、鏡原、平一の7学区から約350人の会員が参加。短距離走やリレー、ボール蹴りリレー、輪回しリレーなどで競い合った結果、総合成績では西辺学区が優勝を果たした。
同支部大運動会はスポーツを通して健康の保持や社会参加を推進し、協調心を養うとともにスポーツへの関心を高めることを目的に開催されている。
開会式では大会長を務める花城支部長が「練習成果を十二分に発揮して、事故のないよう無理をせず、仲良く楽しく、互いに親睦を深めながら頑張ろう」と呼び掛けた。
競技は60㍍走と100㍍走のほか、女子400㍍リレー、男女600㍍リレー、ボール蹴りや輪回しをしながらのリレー、ボール投げなどで競い合った。400・600㍍リレーでは出場者たちは少しでも早く次の走者にバトンをつなごうと懸命の走りを見せた。ボール蹴りリレーでは足がもつれて転倒してしまう人もいた。張り切る出場者たちに観客からは大きな声援が送られた。
競技のほか各学区による踊りの披露も行われた。
総合成績は次の通り。
優勝=西辺学区▽準優勝=池間学区▽3位=鏡原学区
城辺支部
第11回城辺老人クラブ大運動会(主催・市老人クラブ連合会城辺支部)は城辺陸上競技場で開催された。城辺地区の16自治会から元気なお年寄りが参加し、優勝を目指して各競技に挑んだ。
60代と70代の男女別60㍍走では、年齢を感じさせない力強い走りに応援席から「がんばれー」「負けるなー」などの声援が送られた。
そのほか、3世代リレーや玉入れ、ボール投げなど多彩なプログラムにも挑戦。好プレーと珍プレーの連続に会場には笑顔が広がった。
また、西城中、城辺中、久松中から13人の生徒がボランティアとして参加し、大会運営をサポートした。 あいさつで大会長の喜屋武盛吉市老人クラブ連合会城辺支部長は「老人パワーを発揮して素晴らしい運動会にしてほしい」と呼び掛けた。