委員長に濱元氏/第1回百条委員会
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4日に行われた市議会の臨時会で設置案が可決された観光プロモーション事業に関する第1回百条委員会が同日、市役所平良庁舎で行われた。委員長には濱元雅浩氏が就任。副委員長は高吉幸光氏となった。委員の構成メンバーは10人で、百条委設置案に賛成した委員が6人。反対した委員は4人となっている。
構成メンバーのうち、百条委設置を求める議案に当初から名を連ねていたのは濱元委員長のほか、仲間賴信氏、國仲昌二氏、池間豊氏、山里雅彦氏の4人。議案審議で設置に賛成したのは高吉幸光氏となっている。
一方、議案審議で設置反対の姿勢となったメンバーは、与党会派の佐久本洋介氏、下地勇徳氏、上地廣敏氏、粟国恒広氏の4人となった。
委員長の選任では、今後の協議の主導権を巡って、設置賛成派と反対派の駆け引きも行われ、それぞれの意向が衝突。協議は平行線をたどったが結局、濱元氏が受諾した。
今後については、市が観光プロモーション事業として「宮古島まちづくり研究会」に発注した2013年度の観光プロモーションビデオ制作に係る委託業務(1545万円)と14年度にフジテレビが実施した「お台場新大陸2014」に、市のブースを設けて宮古島観光をPRした事業(3700万円)について企画立案から支払いまでの資料について、当局に提供を求めるとしている。
また、市が予算化していない15年度にも14年度同様に、フジテレビのイベントに市が関与していないとする市のブースが設置されていたことについても、当局側に資料と説明を求めるとしている。
2回目の百条委については、求めた資料が当局から委員に提出され、それを委員が精査した上で開催するとしており、今月中旬を予定している。