2100人が宮古路満喫/エコマラソン
フルは飯干守道(福岡)初V/完走率93・34%
第7回エコアイランド宮古島マラソン(主催・宮古島市、市教育委員会、宮古島観光協会)が6日、伊良部大橋を渡るマラソンコースで行われ、3部門に計2148人が出場して秋の宮古路の走りを満喫した。フルの部は福岡県から出場の飯干守道(35)が2時間40分で総合優勝、女子は那覇市の我那覇昭子(43)が3時間40分15秒で制した。ハーフの部男子は那覇市の倉岡弁慶(35)、女子は大阪府の東野由美子(38)がそれぞれ優勝した。3部門の完走者は2005人、完走率は93・34%だった。
大会はフル、ハーフ、10㌔の3部門で行われた。開会式で大会長の下地敏彦市長は「熱いレースを通して心に残る感動と出会い、交流が広がることを期待している」とあいさつ。前回女子フルマラソンを制した石川敦子さんは方言で選手宣誓を行い、全力で走り抜けることを誓った。
フルの部には711人が出場し、市陸上競技場を発着点に伊良部と来間の大橋を渡るコースを走り、643人が完走した。
総合優勝した飯干は20㌔手前でトップに立つと最後まで独走した。女子の部を制した我那覇は30㌔地点で前をとらえ、そのまま抜き去って優勝を飾った。
ハーフは市陸上競技場を出発し、市内を抜けて伊良部大橋を渡り切って折り返すコース。902人が出場し854人が完走した。
優勝した男子倉岡のタイムは1時間19分30秒、女子の東野は1時間41分51秒でゴールした。共に冷静な走りで初優勝を決めた。
伊良部島を出発する10㌔の部には535人がエントリーし、508人が市陸上競技場でゴールした。
優勝は38分35秒でゴールした沖縄市から参加の岡恵登。女子は東京都の遠藤恵子が49分52秒で勝った。
レース後は、市総合体育館で表彰式とふれあいパーティーが行われ、出場選手が健闘をたたえ合った。
南風原町から参加の上間誠さん(32)は「橋の上の景色が良かったので最後まで頑張れた。宮古島もこの大会も初めての経験。また参加したい」と話した。
香川県から参加した井上つぐみさん(33)は「橋からの景色を楽しめた。高校生や街の人の応援に温かさを感じた」と思い出に残る大会を振り返った。