宮工が初の学園祭/ファッションショーに歓声
「燃えろ工業魂 広がる思いは無限大」をスローガンにした宮古工業高校の学園祭が5日、同校で行われた。それぞれの学科を専攻する生徒たちが、日ごろの学習成果を展示。物づくりの楽しさなど、工業らしさをアピールした。
このうち、生活情報科は特設ステージでファッションショーを行い、観客の目を引き付けた。
生徒たちはモデル経験者を学校に招き、歩く姿勢などの講習会も実施。本番では背筋をピンと伸ばして堂々と歩く姿に拍手が沸いた。
生徒たちのほか、教師や子供たちもモデルとして参加。T字型のステージで、魅力的な衣装をさらに引き立たせようとさまざまなポーズを取っていた。
ステージに立った中谷玲那さん(2年)は「姿勢を正しく、前をしっかり向いて歩くよう心掛けたが、緊張して思うようにいかなかった」と反省気味。でも、自分が作ったバラの花を散りばめた甚平については「しっかりアピールできた。イベントや祭りで着ます」と笑顔だった。
会場には、ゲームコーナーや自動車オイル交換、おばけ屋敷、ミニSL乗車体験など、さまざまなコーナーが設けられにぎわいを見せた。
同校では「工業祭」と「体育祭」が開催されているが、生徒たちから学園祭開催の声が上がっており、今回はそれに応えて初めて開かれた。