比嘉、KO初防衛/ボクシング東洋太平洋フライ級
デビュー以来11戦11勝
ボクシングの東洋太平洋フライ級タイトルマッチ12回戦が5日、東京・後楽園ホールで行われ、同級王者で宮工卒の比嘉大吾(白井・具志堅スポーツ)が挑戦者で同級2位のフェリペ・カグゴコブ・ジュニア(フィリピン)を4回2分55秒KOで下し、タイトル初防衛に成功した。デビューから11戦11勝11KO。
比嘉は今年7月のタイトルマッチに挑戦者として挑み、フィリピンのアーデン・ディアレを倒して同級王座を奪取している。
初防衛戦の相手はサウスポー。「今までのキャリアの中で最も打ち込まれた試合」と反省しながらも、持ち前の前に出るスタイルで挑戦者を攻め立てた。
決着は4回。左右のボディーを浴びせて1度目のダウンを奪うと、そのまま押し込んでマットに沈めた。
初防衛に比嘉は「勝てて良かったが、ディフェンスがまずい。足の位置もなかなか修正できなかった」とサウスポー相手に苦戦した試合を振り返った。
それでも11戦連続KOで試合を締めた比嘉。「世界が近付いてきていることを実感している。具志堅会長と同じ21歳で世界を取ることが目標。世界チャンピオンのベルトを宮古に持ち帰りたい」と意欲を語った。