空港トンネル実現目指す/期成会が発足
県知事に要請書提出へ
宮古空港横断トンネル道の早期実現を目指す整備促進期成会が発足し、10日に市役所平良庁舎で第1回会議が開かれた。下地敏彦市長を会長に選出したほか、空港横断トンネル道早期整備についての県への要請書の文案を確認した。同要請書は25日午前に翁長雄志県知事へ提出される。
同期成会は宮古空港横断トンネル道整備早期実現のための予算確保に向け、国や県、関係機関に陳情や要請を行うことを目的に結成された。市、市議会、宮古島商工会議所、宮古島観光協会、JAおきなわ宮古地区本部、宮古青年会議所、城辺、上野、下地、伊良部の地域づくり協議会で構成され、各組織の代表が委員を務めている。
横断トンネル道の建設場所は、宮古島警察署前の道路を空港方向に進んだ先にある三差路から、上野方面に向かう通称シュレーダー通り入口手前までの約800㍍の区間が想定されている。
会長に選出された下地市長は「空港東側にスポーツ観光交流拠点施設ができ、さらにサンエーができてくると、この二つを核にいろいろな施設が配置されることが予想される。下地、上野への利便性を考えた場合、平良と結び付ける道路がどうしても必要。トンネル道を作る機は熟してきたと思い、実現に向け期成会を立ち上げた。皆さんと協力して県へ働き掛けていきたい」と語った。
要請書では、空港東側への施設建設に伴い交通量の増加が予想され、それに対応するアクセス道路の整備が課題となるとの考えを示し、トンネル道早期整備に向けた協力を求めている。
委員たちは県知事宛ての要請書の文案と審議するとともに、25日午前に提出することを確認した。