建設基本計画案に同意/伊良部、佐良浜小中一貫校統合協議会
制服のアンケート実施へ
伊良部・佐良浜小学校及び同中学校統合協議会(仲間明典会長)の第14回協議会が10日、伊良部公民館で行われた。結の橋学園学校の基本計画(案)と制服アンケート実施について協議し、建設基本計画案については示された内容で同意したほか、制服アンケートについては学校を通して保護者にアンケート用紙を配布して今後、意向を確認することとなった。
建設基本計画案については、先月末に行われた「結の橋学園学校建設基本計画検討委員会」でまとめられた内容が紹介された。
校舎の位置については、現在の佐良浜中学校施設内の運動場側に回廊型の2階建てを建設するとしているほか、体育館については中学校用と小学校用の統一型が示された。
今後のスケジュールについては、週明けにも市教育委員会に報告され、11月中の市長決裁を目指している。また、今年度中に同計画を策定して実施設計業務を行うほか、新年度当初予算への計上に向けた作業を進めていく予定。
2017年10月~18年10月までに、校舎・体育館の建設を行い、新しい校舎と体育館は現在の運動場側に建設し、工事期間中は既存の校舎や体育館は使用できるとしている。
さらに、新校舎と体育館が整備され、引っ越しの作業終了後に、既存の校舎と体育館は解体され、その跡地で運動場が整備される。
校舎、体育館、運動場等の建設整備費用はおよそ35億円程度を見込んでいる。 制服のアンケートについては、保護者の負担に配慮し、これまでの制服のデザインをベースとする案①と、開校に伴い制服を一新(ブレザーなど)する案②について、保護者の意向を確認するとしている。
案①については、中2、中3年は新たな制服を購入する必要が無く保護者負担が抑えられるが、両校異なる夏服のシャツについては新たに検討するとしている。
一方でデメリットについては、新しい学校開校という意識が若干薄れることが挙げられた。
案②については、開校という意識をより高めることがメリットとする一方で、新しい制服購入のため、お下がりなどができなくなり、経済的な負担があるとしている。