04/12
2025
Sat
旧暦:3月14日 仏滅 庚 
政治・行政 環境・エコ
2010年11月9日(火)9:00

採捕サンゴ、保全・移植へ/海中公園建設工事

周辺海域の監視も強化

岩礁破砕が進められている工事現場=8日、平良狩俣の海域

岩礁破砕が進められている工事現場=8日、平良狩俣の海域

 海中公園建設の海底掘削工事に伴い、新たに採捕された約300群体のサンゴの取り扱いについて、下地敏彦市長は8日、移植する方針を固めて関係部署に指示を出した。汚濁防止フェンス周囲の海水が汚れ、一部サンゴが白化しているという市民団体の指摘に対しては「工事開始から2~3日で白化するとは思えない」と述べ、海水汚濁による白化現象を否定。その上で周辺海域の監視を強化する方針を示した。


 下地市長は、8日の記者懇談会の中で市の考えを示した。新たに採捕されたサンゴの取り扱いについては「県から採捕許可を受けるようプロジェクト室に指示した。工事終了後は移植した他のサンゴ群体と一緒に元に戻したい」と述べた。

 一方、市民団体から周辺海域の汚濁に伴うサンゴの白化現象を指摘された問題については「この影響で光合成ができずに白化したとは考えられない。オニヒトデによるものだと思う」と述べた。理由としては白化が部分的であることを挙げた。

 汚濁防止フェンスに関しては「十分に機能している」と強調。その上で「市として(周辺のサンゴを)できるだけ壊さず、保全していくという姿勢に変わりはない」と話した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年4月11日(金)9:00
9:00

安全利用向け協力を

重点区域追加で説明会/パイナガマビーチ   市港湾課(長濱正人課長)は10日、遊泳者の安全確保のため5月1日からパイナガマビーチを水上バイク等事故防止重点区域に指定することに係る利用者説明会を平良港ターミナルビルで行った。マリン関係事業者など約20人…

2025年4月10日(木)9:00
9:00

登録地域法人に認定/観光協会

国からの支援豊富に   宮古島観光協会(吉井良介会長)の役員らが9日、市役所で嘉数登市長に「登録観光地域づくり法人(登録DMO)」に追加認定されたことを報告した。観光庁をはじめとした関係省庁による各種支援メニューが受けられる。嘉数市長は「宮古島観光の…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!