学びの場、再認識/生涯学習フェスティバル盛況
舞台発表や作品展示
「さがしてみよう 笑顔になれる学びの場」をテーマにした第12回宮古島市生涯学習フェスティバル(主催・市教育委員会)が13日、市中央公民館で開催された。舞台発表の26演目に総勢約340人が出演し、歌・三線、創作舞踊などを披露した。また食育フェスティバル(主催・県、沖縄県栄養士会)が併催された。大勢の市民が訪れ、生涯学習や健康の大切さを改めて実感した。
同フェスティバルは、市民一人ひとりの生涯学習への意欲を高めるとともに、学習活動への参加を促進し、同学習の一層の振興を図る目的で開催された。
この日は社会教育功労者表彰式があり、宮國博教育長が、奥濱実さん、なりやまあやぐまつり実行委員会(奥浜健会長)に表彰状を授与した。奥濱さんは社会教育活動への積極的な参加などが評価され、なりやま実行委員会は友利地域の活性化および地域づくりへの寄与が認められた。
2階の会場では城辺、上野、下地、伊良部の各公民館などが作品を展示。来場者らは、講座を受けた受講生らの油絵、水彩画、書道、焼き物シーサー、手芸品などの作品を興味津々に見入っていた。
花づくり公開講座では、講師の上地登さんがブーゲンビレアの剪定の仕方や花を多く咲かす方法などを分かりやすく指導した。
舞台は西原公民館の「トーガニ講座」で学んだ受講生らが「トーガニあやぐ」で息の合った踊りを繰り広げた。観客らは、感動した様子で大きな拍手を送っていた。
SA宮古島新体操教室、宮古フロイデ合唱団、みやこギターアンサンブル、新城子ども会、保良子ども会、みやこ少年少女合唱団などが出演し花を添えた。
市伊良部公民館の仲間勝行館長は「伊良部住民の生涯学習への活動は活発。伊良部大橋を渡ってイベントに参加できるので、とてもうれしい」と語った。