九州大会で最優秀賞/食と環境科の3人
宮総実 来月全国大会に出場
今月11日に長崎県で開催された「第33回九州地区水産・海洋高等学校生徒研究発表大会」で見事、最優秀賞に輝いた宮古総合実業高校食と環境科フードクリエイトコースの川田美琴さん、上原紫音さん、棚原千祥さんの3人が15日、同校で喜びの報告を行い、来月2日に茨城県で開催される全国大会に向けて意気込みを示した。
発表大会で3人は、「水産業で食を救え!~県魚から学ぶ水産業~」をテーマに、年々進む魚離れの深刻化や伝統漁の後継者不足。さらに、地下水汚染の問題など島を取り巻く課題を示した上で、それを解決しようと、宮古味噌に伝統の漁で捕れる県魚のグルクンを混ぜた特製味噌の商品開発を行ったことを発表した。
最優秀賞について川田さんは「かなり厳しいスケジュールの中での出場だったので、ほとんど練習もできなかった。そんな中で最優秀に選ばれてとてもうれしい。全国大会では九州の代表として万全の状態で挑みたい」と意気込みを示した。
上原さんと棚原さんも応援してくれた学校関係者、地域の人たちに感謝の言葉を述べた上で、全国大会での活躍に決意を示した。
本村博之校長は「厳しい日程の中で最優秀賞に選ばれたのは皆さんの日々の活動と努力の結果。全国大会でもしっかり頑張ってこの流れを後輩たちにもつなげてほしい」と呼び掛けた。
3人は、大会の直前に開催された「第5回ご当地!絶品うまいもん甲子園」の全国大会にも出場し、準優勝に輝いている。
この準優勝後、3人はいったん宮古に戻ったが、翌日には発表大会が行われる長崎へと出発し、最優秀賞に輝いて全国大会の切符を手にしている。