奥平一夫氏、出馬へ/市長選
「市政刷新を決意」
来年1月22日投票の宮古島市長選挙で、前県議の奥平一夫氏(67)が17日、出馬する意向を示した。自宅で会見を開き、「市政を刷新するために、市長選出馬を決意した」と述べた。革新勢力および翁長県政を支える「オール沖縄」の一本化を切望したが、「決裂したとしても、私や支援者の勢いは止まらない」と強い意欲を示した。近く正式に出馬表明する。
奥平氏は17日、自宅に報道各社を招いて市長選への決意を語った。市政の刷新と革新勢力の選考のあり方が不透明だとすることを出馬の理由に挙げた。
現市政に対し「統治能力がない。市政を変えなければならない」と述べた。
医師の下地晃氏を擁立した革新勢力の選考委については「これまで選考委を尊重すると言ってきたが、不透明な選考と言わざるを得ない」と断じた。
その上で「私がいま手を上げなければ市政刷新という当初の目的を果たすことができない」と語った。
この間、下地氏と面談したことにも触れ、「下地先生の支持はできない」と明確に伝えたという。「一本化が望ましいが、例え(保守系含め)4人が走ったとしても良い」とも述べた。
「オール沖縄」との連携も強調。選考委の亀濱玲子県議とも話し合いを続けるとした。陸自配備に関しては認めない姿勢を示した。
奥平氏は平良東仲宗根出身。1993年に旧平良市議に初当選し、3期連続当選。04年の県議選で初当選し、3期務めた。