市長選 投開票まで2カ月
一本化調整 山場へ/保革とも分裂回避目指す
来年1月22日に投開票が行われる市長選挙まで残り2カ月となった。保革ともそれぞれ分裂の様相となっているが、候補者の「一本化」が勝利の絶対条件であることから、双方とも分裂回避の調整が山場を迎えている。
今市長選に向けては、保守系は3期目を目指す現職の下地敏彦氏(70)、市議で前市議会議長の真栄城徳彦氏(67)が出馬を表明している。
また、「オール沖縄」を掲げる革新勢力は選考委員会で医師の下地晃氏(62)の擁立を決定(25日に出馬表明予定)。しかし、前県議の奥平一夫氏(67)も出馬に意欲を示し、きょう22日に正式に出馬を表明する。
21日に行われた保守系の全員協議会は、現職支持派と市政刷新派の意向が真っ向から衝突。協議は平行線をたどり、23日に再度会合を持つこととなった。
一方、市政奪還の千載一遇のチャンスとする革新勢力だが、内情は保守系同様に各方面の思惑や調整が難航し、分裂の様相となっている。
革新勢力も分裂回避に向けては、下地晃氏の擁立を決めた選考委員会側と奥平氏側とで「一本化」に向けた水面下の調整が進められているが、そのめどは立っていない。
投開票まで残り2カ月となり、互いに「もう時間がない」とする一方で、「分裂回避」の作業は難航している。