ワーガニ回しで熱気/佐良浜で漁民大運動会
「大漁」願い交流楽しむ
「いい汗流し、明日まい大漁!」をスローガンに掲げた第22回漁民大運動会(主催・伊良部漁協、主管・伊良部漁協青壮年部)が23日、佐良浜中学校グラウンドで開催された。曇天の下、ワーガニ(鉄の輪)回し競技など、趣向を凝らした種目で競い合った。観客らは「頑張れ、頑張れ」と大きな声援を送り、会場は歓声に包まれていた。
開会式で、主催者を代表して漢那一浩組合長は「大漁を願って和気あいあいと交流を楽しみましょう」と激励。来賓の下地敏彦市長は「今後とも積極的に漁業振興を図っていく」と述べ、参加者らの奮闘に期待を込めた。
ワーガニ回しの競技者の中には、直線コースを外れて右へ、左へと悪戦苦闘する人も。順位が入れ替わるたびに歓声が湧き起こった。
スキューバダイビング用の足ひれをつけたアヒル競走では、足ひれをパタパタと音を立てながら走り、観客らの笑い声が響いていた。
各老人クラブによる合同の演舞では、息の合った踊りを披露し、観客らを楽しませた。孫やひ孫たちが踊り手に手を振っていた。
県の水産関係職員、宮古島市漁協、池間漁協の関係者らも積極的に参加し、昨年以上に盛り上げた。