税務功労者に感謝状/税を考えるつどい
納税意識の高揚に貢献/消費税完納宣言採択も
2016年度税を考えるつどい(主催・税を考える宮古島連絡会)が24日、平良港ターミナルビルで開かれた。税務功労者らに感謝状を、税に関する絵はがきコンクールや税についての作文の受賞者には賞状を贈る表彰式が行われたほか、沖縄国税事務所徴収課の佐和田充広課長による「滞納の未然防止」をテーマとした講演と消費税完納宣言の採択も実施された。
表彰式では、税務功労者税務署長感謝状が友利ヒロ子さんと新里政作さんに贈られたほか、小学6年生を対象とした税に関する絵はがきコンクールの最優秀賞と優秀賞受賞者、中学生と高校生を対象とした税に関する作文での受賞者ら一人一人に賞状が手渡された。
宮古島税務署の謝花喜也署長は感謝状受賞者に対し「それぞれの立場で申告納税制度の定着、納税意識の高揚、租税教育の推進に多大なる貢献をしてもらっている。今回の受賞は皆さんの日ごろの努力のたまものであり、その功績と長年の尽力に敬意を表する」と述べるとともに引き続いての税務行政への協力を要請。絵はがきと作文で入賞した児童生徒に向けては「これからも税に対する関心を持ち続け、正しい知識を身に付け、立派な社会人、納税者となることを期待している」と呼び掛けた。
受賞者を代表して友利さんが「今回の表彰は身に余る光栄。微力ながらこれからも納税思想の高揚や税務行政の推進に貢献できるよう日々、精進していきたい」と語った。
講演では佐和田課長が、期限内納付を呼び掛けることで滞納の未然防止に努めるとともに、悪質な滞納者に対しては財産の差し押さえなど行っていることなどを紹介。講演の前には消費税完納宣言が提案され全会一致で採択された。