三枝さん迎え、編集学ぶ/市立図書館
ライブラリー・ライブ
宮古島市立図書館北分館で26日、編集企画ワークショップ「宮古で本をつくるなら」が、今年度2回目のライブラリー・ライブとして行われた。講師に、文筆家で編集者など多面的に活躍している三枝(みえだ)克之さんを迎え、参加者は編集作業などについて学んだ。
三枝さんが「編集とは作家やアーティストが表現したいものやことを読者や市場に結びつける仕事」と説明した。
また、「編集は目的を持って収集した物や人、ことを目的に沿ったまま、定められた形態に最適な選択と配置を試みること」と述べた。
技術的には異なる二つのビジュアルを組み合わせることで、それぞれのビジュアルにはない意味や情感を生み出し、伝えたい内容をより早く、より簡単に、より強く、より深く理解させることが必要などと説明した。
三枝さんは「編集的な視点をワークショップを通して感じ体験してほしい」と述べ、参加した約15人を「文芸・人文」「雑誌・ガイドブック」「ビジュアル・絵本」の三つのワークグループに分け、それぞれのテーマで意見を出し合いながら、企画書の作成などの作業を行った。
三枝さんは兵庫県西宮市生まれ。編集者、プロデューサーなどで活躍している文筆家、著作家で、企画プロデュースオフィス「office UNIZON」主宰者。著書多数。
ライブラリー・ライブはジャンルにとらわれないイベントで、図書館に親しんでもらいたいと市立図書館主催で行われている。