踊り満喫、絆深める/関東宮古ふるさとまつり盛況
【東京支社】第42回関東宮古ふるさとまつり(主催・関東宮古郷友会、宮古島市、多良間村)が27日、東京上野の上野水上音楽堂で行われた。寒空の下、関東に住む郷友やその家族、「宮古島ファン」ら約700人が参加。多良間の三線や宮古の獅子舞、クイチャーなどを楽しみながら、久し振りに再会する仲間たちとふるさとのことを語り合い絆を深めた。
関東宮古郷友会連合会の土井幸子会長はあいさつで、「年1回のふるさとまつり。寒い中だが、きょう1日を大いに楽しんでほしい」と呼び掛けた。
宮古から駆け付けた長濱政治副市長は、伊良部大橋の開通効果や、大型クルーズ船の寄港などを挙げ「宮古を訪れる観光客は年間70万人を超える勢い」と報告。「皆さんのふるさと宮古島はますます発展している。これからも素晴らしい街づくりに頑張っていきたい」と決意を述べた。
市議会の棚原芳樹議長や宮古島観光協会の豊見山健児会長がそれぞれ乾杯の音頭を行った。
ステージでは宮古民謡に合わせた踊りの数々がにぎやかに繰り広げられたほか、久松出身のシンガーソングライター、下地イサムさんが特別ゲストとして招かれ、宮古方言で歌を披露し盛り上げた。
宮古の特産品や料理なども販売され、会場内は宮古一色でにぎわった。
祭りを裏方で支えた福里正行さんは「今年は例年に比べ参加者が多く盛況。宮古からもたくさんの人が応援に駆け付けてくれてうれしい」と笑顔だった。