防疫強化で優秀賞/県家畜保健衛生業績発表会
筧さん、県代表で九州へ
第43回県家畜保健衛生業績発表会がこのほど、県庁内で行われ、宮古家畜保健衛生所の筧(かけひ)麻友さんが宮古地域における防疫衛生対策を発表し、優秀演題に選出された。筧さんは県代表として九州・沖縄ブロック発表会に挑む。
筧さんは、近隣諸国から宮古島に寄港するクルーズ船やチャーター機の急増に着目。家畜伝染病の侵入リスクの高まりを踏まえ、宮古地域の関係機関が一体となって取り組んでいる防疫対策を発表し、優秀演題に選ばれている。
28日には市役所平良庁舎に下地敏彦市長を訪ねて受賞を報告。県宮古農林水産振興センターの植田修所長や宮古家畜保健衛生所の仲村敏所長らが同行し、共に筧さんの受賞をたたえた。
仲村所長は「全国的にも模範の取り組みになるという講評をいただいた」と報告し、宮古島市をはじめ関係機関が一体となった活動の成果と振り返った。
受賞報告を受けて下地市長は「もし宮古島に(口蹄疫等が)入ったら畜産は壊滅的な打撃を受ける。筧さんをはじめ、関係機関の取り組みが評価された」と受賞の喜びを共有した。
2月上旬に沖縄県で開催される九州大会に向けて筧さんは「宮古島の取り組みを九州全域にアピールできるように頑張りたい。その先の全国発表会出場も目指したい」と意欲を語った。