新たに「DV根絶」追加/第3次計画向け審議
市男女共同参画推進委
市男女共同参画推進委員会(委員長・長濱政治副市長)の2016年度第1回委員会が1日、市役所平良庁舎で行われ第3次計画(2017年度~21年度)策定に向けて各部署の部長らが意見を交換した。基本目標における課題として、新たにDV(配偶者等からの暴力)やハラスメントの根絶が盛り込まれた。今後、各課と事業内容の調整を行い、来年2~3月に計画の最終案を同委員会で再度協議し、市長決裁を目指している。
基本理念については「職業生活においても男女を問わずその個性と能力を十分に発揮し」の文言が追加された。
基本目標と課題については、これまで「課題」の中の「施策」の一つだったDVとハラスメントの問題が「課題」の位置づけとなった。
さらに、「多様性」における課題で「雇用等における男女共同参画の推進と仕事の調和」が新たに追加され、その「施策」としては▽ワークライフ・バランスの意識啓発と法制度の周知▽企業への取り組み促進-が含まれている。
そのほか、市の男女共同参画計画の現状についても報告された。
市では女性職員の係長以上登用率の目標数値を20%に定めているが、現状では13・4%に止まっているほか、女性職員の管理職の状況も2・2%(15年)で県内11市中最下位となっている。
また、各審議会等への女性登用率についても目標値30%に対して、2015年段階で21・8%となり、これも県内11市中最下位であることが報告された。