事業開始20周年を祝う/宮古BP
むさしのイミュニティーグループ
宮古島で栽培するビデンス・ピローサ(宮古BP、和名・タチアワユキセンダングサ)を原料にした製品を販売しているむさしのイミュニティーグループ(吉田八束代表)は3日、市内レストランで「島興し!宮古ビデンス・ピローサ忘年会」を開いた。ビデンス・ピローサ事業20周年と、武蔵野免疫研究所創業30周年を記念して開催。吉田代表は「この宮古島で、宮古島の生産者たちと宮古島にしかないものを作ろうと思った。周囲の熱い支援と協力、宮古島の人だからこそできた。これからも健康の礎となる製品を日本、世界へ発信していきたい」と決意を示した。
忘年会には生産農家のほか、同事業を支援している宮古島市や金融機関など関係者ら約100人が出席。 来賓あいさつで下地敏彦市長は、自身が城辺町助役だった時に話が持ち上がったことを紹介し「これは城辺だけでなく、宮古の新しい起爆剤になると思った」と振り返った。その上で「宮古島特産のビデンスピローサとして、国内だけでなく世界に売り出せば、人々の記憶に残り宮古島に行ってみたいという気持ちになる」と述べ、宮古島を起点としてさらに発展することを期待した。
琉球銀行宮古支店の古堅雄二支店長は「これからも、宮古ビデンスピローサの飛躍的な販売増加を金融機関としてお手伝いしていきたい」とあいさつした。
生産農家を代表して友利省三郎さんが「心を込めて愛情を込めて生産している。どうぞ安心して販売してほしい」と話し乾杯の音頭を取った。
オープニングでは男塾武-Dooが獅子舞とエイサーで景気をつけると、かきのはな宮古民謡研究所が「豊年の唄」や「宮古観光四季音頭」などで盛り上げた。
同グループが製品化した「宮古BP」は、消費者庁の機能性表示食品として受理され「目や鼻の不快感を軽減する機能がある」との文言の表示が可能となった。県内初で、同社は「20年の研究の成果」としている。