新鮮野菜に長蛇の列/宮総実即売会
肉や菓子の売れ行きも好調
宮古総合実業高校(本村博之校長)の第5回大即売会が3日開かれ、多くの市民が訪れ、肉や野菜、菓子類、加工食品など生徒自慢の生産物を買い求めた。
同校の即売会は毎年多くの市民でにぎわう。会場には開始1時間前から長蛇の列ができた。販売開始時間の正午になると、一斉に各ブースへ流れ込んだ。
キャベツは1玉200円と大特価。ダイコンやレタス、ニラ、ホウレンソウなども他にはない安さで販売され、飛ぶように売れた。
販売前から並んでいた女性は「何と言っても安さと新鮮さ。今は野菜がとにかく高いからこんなチャンスはない」と笑顔だった。
カマボコやつくだ煮、マグロの缶詰、ヨウカン、カステラ、菓子パンを販売するコーナーも大人気。人が途切れることはなかった。
豚肉や鶏肉、卵といった畜産物の売れ行きは例年同様に絶好調。生徒たちは押し寄せるお客さんの対応に大わらわだった。
宮古島市と交流している北海道室蘭市や姉妹都市の岡山県津山市の特産品販売コーナーも盛況だった。
魚やアーサの天ぷら、近海魚の空揚げがその場で味わえるコーナーも。買い物を終えて一段落した市民が舌鼓を打っていた。
キャベツを生産し、販売した生物生産科1年の新里拓君は「夏に植えて栽培してきたぼくたちのキャベツがこんなに売れてとてもうれしい。お客さんが喜んでいる顔を見ると、やってきて良かったと思う」と充実した表情で話した。
即売会は、学習の成果を発表することで生徒に自信と誇りを持たせることが狙い。生産から販売の過程を学ぶことも目的の一つ。