表面化しない候補者/市議補選
市長選の混乱影響/2議席を保革で争奪戦
あす選管説明会
来年1月22日には、市長選挙と同時に市議会議員補欠選挙も行われるが、保革とも補選の予定候補者の名前がなかなか表面化してこない。その理由は、市長選で保革とも分裂の様相となっていることから、市長選とのセット戦術が双方とも困難な状況となっていることが影響しているようだ。一方で、日には市選挙管理委員会による候補者説明会が行われることから、具体的な立候補予定者の動向もその際に見えてくる見込みとなっている。
市議補選と同時に実施される来年1月の市長選で保守系は、3期目を目指す現職の下地敏彦氏(71)と前市議会議長の真栄城徳彦氏(67)の2人が出馬を表明。一方の革新勢力も、選考委員会で擁立が決定した医師の下地晃氏(62)と、前県議の奥平一夫氏(67)の2人が立候補を表明し保革とも分裂の様相となっている。
市長選と市議選が同時に実施される際には、保革とも市長候補と市議候補が政策をすり合わせたセット戦術で選挙を展開するのが通常だが、今回は保革とも市長選で分裂していることが市議補選にも影響を与え、投開票まで時間が差し迫っているにもかかわらず立候補予定者がなかなか表面化してきていない。
保革双方の関係者とも「市長選が分裂の状況では補選の調整までは難しい」との声が聞かれている。
実際に水面下では複数の名前が取り出されており、それぞれが市長選の動向を見極めながらの動きとなっているようだが、12日の立候補者説明会には、立候補予定者か、その関係者が出席することから、出席者の顔ぶれに注目が集まっている。
今回の市議補選は、6月に行われた県議会議員選挙出馬による亀浜玲子氏の辞職と、今回の市長選に立候補を表明している真栄城氏の辞職によるもの。
現在の市議の任期は、来年11月12日までとなっており、補欠選の当選者2人は前任者の残存期間を在任する。