市議補選 2人名乗り/選管説明会
市長選は4人出馬意向
来月22日投票の市議会議員補欠選挙に、元市職員の砂川和夫氏(62)と、幸福実現党宮古島市地区代表の宮城隆氏(64)が立候補に向けて名乗りを上げた。市長選挙には現職の下地敏彦氏(71)、前市議会議長の真栄城徳彦氏(67)、医師の下地晃氏(62)、前県議の奥平一夫氏(67)が立候補する予定だ。それぞれ12日に開かれた選挙説明会(代理含む)に参加した。
市議補選は前市議の亀濱玲子氏、真栄城氏の辞職に伴って実施される。当選者は残任期間となる来年11月12日まで市議を務める。
砂川氏は、平良西里の出身。亜細亜大卒。市消防本部で定年を迎えた。
選挙では、情報公開の徹底と透明化、議員定数・報酬の削減、学校給食費の無料化、女性管理職登用促進などを政策に掲げる。
宮城氏は、平良下里の出身。幸福実現党の公認を受けて選挙戦に挑む。
政策の柱の一つに国防を置く。選挙では陸自配備の重要性を訴える。「竜宮ブランド」として空港を「宮古竜宮空港」にするためのプロジェクトを描く。
選挙説明会には両名のほか、宮古島への陸自配備反対を訴える自営業の石嶺香織氏も出席。立候補は決めていないが、今回補選に関心を示している。
補選と同日に施行される市長選とのセット戦術を生かして出馬を探る動きもあるため、立候補者がさらに増える可能性はある。
選挙説明会では、参加者が届け出の手順や選挙運動に関する注意事項を確認した。選挙管理委員会は、市長選予定立候補者の一部の陣営が、のぼりを立てていることを指摘。直ちに撤去するよう強く促した。