04/22
2025
Tue
旧暦:3月24日 友引 庚 
産業・経済
2016年12月15日(木)9:02

天敵農薬の特性学ぶ/農業者研修会

事例確認、圃場視察も


桃下さんの話を聞いて天敵農薬を学ぶ青年農業者の皆さん=13日、農村青少年教育センター

桃下さんの話を聞いて天敵農薬を学ぶ青年農業者の皆さん=13日、農村青少年教育センター

 青年農業者資質向上研修会が13日、農村青少年教育センターなどであり、参加者が害虫の天敵を農薬として利用する「天敵農薬」の利点と注意点を学んだ。

 講習では、アリスタライフサイエンスの桃下光敏さんが講師を務め、施設栽培で使用する天敵農薬について詳しく解説した。

 導入のメリットに▽薬剤抵抗性害虫の防除▽使用薬剤の減少、省力化▽長期予防効果▽環境に優しく安全性が高い-などを挙げた。

 効果的に利用するための注意点も説明。「天敵はあくまで予防剤であり、増えてしまった害虫を急激に減らすことはできない」と指摘し、天敵を導入する前に害虫をできる限り減らしておく必要があるとした。

 天敵導入後は、この天敵に影響のある薬剤を用いないことや、なるべく栽培初期に導入(果樹を除く)するよう促した。

 その上でスワルスキーやリモニカなど天敵農薬の特性を解説。防除できる害虫と使用方法を詳しく説明した。試験事例をスライドで紹介し、天敵が害虫を補食する様子を見せながら理解の促進に役立てた。

 講習後は圃場視察・検討会を実施し、天敵農薬に関する知識を一層深めた。

 研修会は県宮古農林水産振興センターと宮古地区就農青年クラブ連絡協議会が主催。経営管理や農業技術の向上を図り、経営主として資質の向上に努めることを狙いに開いた。



記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年4月16日(水)9:00
9:00

今年105回の入港予定

クルーズ船、昨年の2倍/平良港   今年一年間に平良港への入港が予定されているクルーズ船の回数は105回で、昨年の52回の2倍になることが那覇港管理組合クルーズ寄港予約管理システムのまとめで分かった。今年は1月1日の「コスタセレナ号」(11万4261…

2025年4月12日(土)9:00
9:00

「はしご旅」の魅力PR

旅行関係メディア招きトーク 1度の旅行で二つのホテルを「はしご」して異なる楽しみ方を味わう「宮古島はしご旅」を周知するトークセッションが9日、市内の飲食店で行われた。サントリーニホテル&ヴィラズ宮古島、ヒルトン沖縄宮古島リゾートと、両施設の「はしご旅」プランを…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!