下地君(下地中3年)最優秀/中学人権作文コン県大会
中学人権作文コン県大会 受賞者へ表彰状
第36回全国中学生人権作文コンテスト沖縄県大会(主催・那覇地方法務局、県人権擁護委員連合会)の表彰式が15日、平良地方合同庁舎会議室で開かれた。県大会最優秀賞を受賞した下地中学校3年の下地樹希君ら宮古地区からの受賞者10人に表彰状が手渡された。
同大会には県内118校から5531編、宮古地区では10校から267編の応募があり、審査の結果、最優秀賞4編、優秀賞15編、奨励賞12編などが選ばれた。
「人権を考える事は社会を考える事」と題した作品で最優秀賞を受賞した下地君は「まさか最優秀賞を受賞すると思っていなかったので、知らせを聞いた時はうれしかった。作文では、人と違うからといって人を差別してはいけないと言うことをいちばん訴えたかった」と語った。
表彰式では最優秀賞、優秀賞、奨励賞受賞者には那覇地方法務局宮古島支局の宮良智支局長から、宮古島人権擁護委員協議会長賞受賞者には同協議会の座喜味淳子会長から表彰状が手渡された。
宮良支局長は「いずれの作品も中学生らしい感性に富み、純粋な感覚で物事をしっかりと捉えたものばかりだった」と評価。座喜味会長は「いじめや差別などいろいろなことで傷付いている人がどこかで目にして、心救われることもあるかもしれない。皆さんの作品はいろいろな可能性を持って広がっていく」との考えを示した。
受賞者と作品名は次の通り。(敬称略)
【最優秀賞】下地樹希(下地中3年)「人権を考える事は社会を考える事」【優秀賞】上地明日美(下地中3年)「相手の気持ちに寄り添う」▽濱川詩織(久松中3年)「言葉の世界」【奨励賞】伊佐心暁(北中3年)「『平等』の意味」▽楚南ななみ(平良中3年)「いじめから考える人権」【宮古島人権擁護委員協議会長賞】下地晴香(西城中3年)「みんなの笑顔を守りたい」▽池間暖(砂川中1年)「コンプレックスと向き合う権利」▽下地ヒナル(平良中3年)「考えさせられた人権」▽仲宗根夢姫(北中3年)「人権を守る鍵は『言葉』」▽狩俣貴和子(鏡原中3年)「ボランティアから学んだ事」