詐欺は「ゆるしませんべー」/安全なまちづくり推進協
注意促す煎餅を配布
宮古かぎすま安全なまちづくり推進協議会は年金支給日の15日、沖縄銀行宮古支店前で特殊詐欺の被害に遭わないよう注意を呼び掛けるチラシ配布を行った。参加者たちは特殊詐欺の事例などを紹介したチラシと、「特殊詐欺はゆるしませんべー」との語呂合わせで煎餅を来店客に配布した。
特殊詐欺とはオレオレ詐欺や架空請求詐欺、融資保証金詐欺、還付金等詐欺など電話で被害者に対面することなく事実ではない理由で金融機関口座への振り込みやレターパックなどでの送金を要求し、現金などをだまし取る犯罪の総称。県内でも今年、振り込め詐欺や特殊詐欺事件が発生している。
チラシ配布では、「還付金がある」や「使用料が未納で民事訴訟に移行する」などと言って現金振り込みを求めてくる場合は詐欺であることを紹介するチラシと、「特殊詐欺はゆるしませんべー」と記した煎餅を配布し注意を促した。
宮古島警察署の大城辰男署長は「年末年始は人とお金が動く時期で犯罪が起きやすい。被害に遭わないよう気を付けて、良い年末年始を迎えてほしい」。宮古島地区防犯協会の前川尚誼会長は「年末年始は慌ただしくなるので、特殊詐欺に遭わないよう気を付けてほしい」とそれぞれ呼び掛けた。