市議6人、真栄城氏支持/市長選
「保守の新リーダーに」
来月22日投票の宮古島市長選で、保守系市議ら6人が20日、立候補を予定している前市議会議長の真栄城徳彦氏(67)を支持する方針を表明した。同日、平良西里にある真栄城氏の後援会事務所で会見し「真栄城氏を保守の新リーダーに押し上げたい」と団結した。
支持を表明したのは新保守クラブの西里芳明氏、仲間則人氏、濱元雅浩氏、議会副議長の垣花健志氏、21世紀新風会の新里聡氏、無会派の仲間賴信氏。市政刷新市議会有志として真栄城氏と会見に臨んだ。
保守系の分裂回避に向けて、同じ保守系で現職の下地敏彦氏を支持する市議9人と一本化調整を進めてきたが、「9人に歩み寄る姿勢が見られなかった」(西里氏)と、断念した経緯を説明した。西里氏は「これ以上、現職の暴挙は許されない。真栄城氏こそニューリーダーに一番ふさわしい人物だ」と語った。
新風会の新里氏は「会派全員がまとまって応援できない状況だが決意を持って臨んだ」と語り、「行政の私物化はいけない」と現市政を痛烈に批判。「現市政にストップをかけるリーダーが必要だ」と述べ、真栄城氏支持を鮮明にした。
垣花氏は、「長期政権は停滞し、さまざまな問題が出てくる。真栄城氏を保守の新リーダーとして押し上げたい」と述べた。
真栄城氏は「葛藤や不安があったと思う。そういう中で私を支持してくれることに感謝している」と市議6人への謝意を込めた。その上で「市政を変えたいという思いが一つになった。新しいスタートになる。心を一つにしてこの選挙を勝ち抜きたい」と決意した。