糖度13・86度 高品質を維持/宮糖城辺
16-17年期サトウキビ 操業から1週間
宮古製糖城辺工場の2016-17年期製糖操業は17日の開始から1週間を迎えた。平均糖度は13・86度と高品質を維持している。
同社の23日の搬入概況によると、基準糖度(13・1~14・3度)帯の原料は全体の41・08%、基準以上の原料は34・57%、基準以下は24・35%だった。
ここ数日の雨で若干糖度は下がっているが、開始1週間で搬入された原料の約75%が基準に達するなど高品質が続いている。
1㌧当たりの農家平均手取額も2万2197円(概算)と高い価格で推移しているのが現状だ。
宮糖城辺の今期搬入見込み量は万6500㌧。操業の期間は86日を予定しており、3月中旬ごろまで製糖作業を続ける予定。
今期のサトウキビは気象条件に恵まれた。台風被害がほとんどなく、干ばつ被害も限定的だった。生育旺盛期の適度な降雨は増産に拍車を掛けた。これらの好条件を受けて製糖各社は増産を予想。宮糖は城辺、伊良部、多良間の3工場とも年内操業に踏み切った。
沖糖管内を含め、宮古地区全体の生産量は36万3320㌧(前期比1万8200㌧増)の豊作が見込まれている。事前の成熟調査の結果も良く、質、量ともに豊作が期待される。