復興支援、心一つに/北中吹奏楽部
レベル高い演奏で魅了
「響け!復興のハーモニー」と銘打った第35回北中学校吹奏楽部定期演奏会(主催・同部)が23日、マティダ市民劇場で開催された。部員らは心を一つにしてハーモニーを奏で、大勢の観客を魅了した。
舞台の幕開けは、今年度の課題曲「スペインの市場で」という名曲で飾った。観客らは、レベルの高い演奏に大きな拍手を送った。
宮国敏弘校長が演奏の合間にあいさつ。「『今生きていること、一生懸命生きること、なんて素晴らしい』。みやこ島少年少女合唱団が心を込めて歌い上げる。賛助出演である」と述べた。
その上で「先の東北震災、九州の熊本・大分震災で多くの方が一瞬にして家を失い、そして今日まで不安のまま自分の土地でない所で住んでいる仲間たちがいる。そういう方々に向けてのチャリティーも兼ねたコンサートである」と話した。
第1部が「煌めく吹奏楽の世界」、第2部「アンサンブル・管弦楽より」、第3部「軽音楽の響き」で構成。趣向を凝らした内容で進められた。
「マーチ・スカイブルー・ドリーム」、合唱と吹奏楽による「明日という日が」、「リバーダンス」「威風堂々第1番」などが次々と披露された。
同部は、今年度は県大会では3年ぶりの金賞受賞、県アンサンブルコンテストでは打楽器五重奏が金賞、金管八重奏が銀賞を受賞するなど、日頃の練習の成果が高く評価されている。