観光客60万人確実/入域観光客数
11月末で53万2899人/前年度年間記録を突破
15年度の4月から11月までの入域観光客数は36万125人で、16年度はそれを17万2774人上回っている。
16年度を月別に見ると、最も多かったのは8月で8万5534人。次いで7月の7万8508人。前年度と比較した増減率が最も高かったのは5月で171・32%と70%以上もの増加を記録。6、7、8月も160%台の増加率を見せた。客数が最も少なかったのはクルーズ船の寄港が前月で終了した11月で3万7750人だった。増減率は115・54%で前年度実績は上回った。
クルーズ船は16年度、4月3日から10月24日までに85回寄港。来島した乗客は12万3578人で、前年度の13回、9372人と比べ乗客数が11万4206人増加し、入域観光客数の押し上げに大きく貢献した。
空の便では全日空が16年3月から羽田-宮古、関西-宮古の直行便を1日1往復2便就航させたほか、9月と10月8、10日には羽田-宮古線を1日2往復4便に増便したことも客数増加の要因と考えられる。
県文化観光スポーツ部の試算によると宮古地区での観光客1人当たりの消費単価は7万3388円で、それを当てはめると16年度の11月末までの入域観光客による経済効果は約391億円と推計される。