社会福祉意識を学ぶ/多良間中
萌木の里で体験
【多良間】多良間中学校(本村晃則校長)の1年生12人は21日、村社会福祉協議会(萌木の里)で福祉学習を行った。この体験学習は、社会福祉協議会の職員から福祉の基本について学び福祉の基礎となる、一人一人を尊重する姿勢を身に付けることをねらいに毎年行っている。
社協の長崎正幸事務局長は「たくさんの体験と高齢者との交流を体験し、学んでください」とあいさつした。
生徒らは実際に車いすに乗り介護体験をしたり、アイマスクを着け、実際に歩行するなどの体験をおこなった。
新里力さんは「アイマスクなどの器具を装着すると何も見えない、聞こえない。耳が不自由であることは大変と思った」と語った。
また、この日長崎事務局長による▽きょうから始める、人に好かれる心がけ▽どうしたら生きる力が強くなれるか-のワークシートが行われた。
生徒らはグループに分かれ課題について話し合いながらメモしていた。
長崎事務局長は生徒たちに「2年後に15の島立を迎えると思うが、人と人のつながり、相手を思いやる気持ち、わからないこと、出来ないことを恥ずかしがらないでやる。悩んだら相談をすることを身につけて頑張ってほしい」と呼びかけた。
この日、生徒らは施設にいるお年寄りとレクリエーションを楽しんだ。生徒を代表し宮国穂乃夏さんが「貴重な体験ができ良かったです」と礼を述べ、長崎事務局長に手作りの寄せ書きのプレゼントを贈った。