来月11日に操業開始/沖糖宮古
ボイラー工事終え試運転
沖縄製糖宮古工場は24日までに、2016-17年期サトウキビ製糖操業を来月11日に開始することを決めた。大規模なボイラー設備工事は無事完了し、今は試運転を行っている。同社の砂川玄悠専務は「異常もなく順調だ。来月11日の製糖操業に向けて準備を進めていきたい」としている。
沖糖は前期、年内に操業を開始していたが、今期は大がかりなボイラー設備工事が入ったために年明けの操業開始となった。
今期の搬入量は15万250㌧を見込む。1日1900㌧圧搾換算で80日間の操業を予定している。
今期のサトウキビは天候に恵まれて豊作型。台風被害がなく、干ばつ被害も限定的だった。適度な降雨もあり、質、量ともに近年にない豊作が予想される。
宮古地区では、すでに宮糖伊良部、同城辺、同多良間が操業を開始。伊良部と城辺に搬入されるサトウキビの平均糖度は基準糖度帯に達しており、それぞれ高品質を維持している。
地区全体の今期生産見込み量は前期比1万8200㌧増の36万3320㌧。製糖工場ごとの生産見込み量は▽宮糖城辺12万6500㌧▽宮糖伊良部6万3820㌧▽宮糖多良間2万2750㌧-と、それぞれ前期を上回っている。