課長補佐を停職4カ月/市教委発表
酒気帯び運転で処分
宮國博教育長は28日、市役所城辺庁舎で会見し、道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で現行犯逮捕された市教育委員会学校教育課の課長補佐(58)を、停職4カ月の処分にすると発表するとともに「市民および関係者各位にご迷惑をお掛けしたことに、改めて深くおわびする」と謝罪。「公務員として節度ある飲酒を強く指導する」と述べ、再発防止に努めるとした。停職期間は28日~来年4月27日まで。停職期間中は無給となる。
逮捕容疑は12月8日午後5時50分ごろ、平良下里の県道190号線で、酒気を帯びた状態で普通乗用車を運転した疑い。アルコール検査で、呼気から基準値の約3倍のアルコールが検出された。
課長補佐は当初、逮捕された同日午前1時ごろまで酒を飲んでいたと言い「飲酒運転の自覚はなかった」などと容疑を否認していたが、その後、仕事から帰宅した後、自宅で酒を飲み車を運転したと容疑を認めたという。
処分については、市教委が市職員懲戒分限審査委員会(委員長・長濱政治副市長)に依頼していた。
同委員会は22、27日の2回、委員会を開き処分を決定。下地敏彦市長に処分内容を答申し、下地市長が28日に宮國教育長に回答した。
市教委によると、酒気帯び容疑で逮捕された一般職員は、過去の処分例から停職3カ月になるが、今回は飲酒直後に運転したことや当初、容疑を否認していたことから、通常の処分より1カ月重くしたという。
宮國教育長は再発防止に向け「各課で職務に支障のないよう、適正な飲酒を行うためにはどうあるべきかを協議するよう指示を行った」と述べた。
また、28日の仕事納め式の教育長訓示でも「節度ある飲酒と、公務員としての自覚を持って年末年始を過ごしてほしい」と呼び掛けたという。
会見には宮國教育長、仲宗根均教育部長、前泊一郎学校教育課長が出席した。