ウオークで交通安全祈願/交通安全協宮古島署
歩行者の視点に立ち/飲酒運転根絶など訴え
交通安全思想の高揚を図ろうと、地区交通安全協会と宮古島署が7日、交通安全祈願ウオーキングを実施した。交通ボランティアの皆さんや一般市民ら約60人が参加し、市熱帯植物園から警察署まで歩いて飲酒運転の根絶や交通事故のない社会の実現を訴えた。
交通死亡事故ゼロ2年達成を記念して設置した「交通安全お地蔵さん」(市熱帯植物園前にある「730記念之塔」の側)広場で出発式が行われた。
交通安全協会の新里孝行会長は「皆さんの日ごろの活動のおかげで年末年始の交通もスムーズだった」と感謝。「きょうは歩行者の視点、気持ちを持って交通安全を考えよう。この機会を生かして交通事故をなくしたい」と話した。
続いて宮古島署の大城辰男署長が「昨年は大きな事故もなく交通事故そのものも減少した1年だった」と振り返る一方で、「レンタカーが絡む事故が増えているのが現状。きょうは笑顔で元気よく歩き、交通安全思想を啓発したい。交通事故ゼロを目指して共に頑張りましょう」と話した。
この後、県交通安全推進員の上里明通さんが誓いの言葉を述べた。「交通事故のない明るい宮古島は全住民の願い」と強調し、快適な交通環境づくりのために①飲酒運転の根絶②子供と高齢者の事故防止③交通ボランティア自らが安全教育の推進者となる-ことを声高らかに宣言した。
出発式を終えると、60人が一斉にスタート。「許さない あの人奪った飲酒運転」や「こんばんは 早めのライトでごあいさつ」と書かれたゼッケンを身に付けたり、「危険! 運転中の携帯・メール」と記したのぼりを持ったりして交通安全をアピール。沿道を全員で行進し、交通事故のない社会の実現を訴えた。
この日の天候は汗ばむほどの陽気。参加者は心地よい風を浴びながら警察署まで2・5㌔の道のりを歩いて健康増進を兼ねた。