真栄城徳彦氏の当選に気勢/総決起大会
「市政刷新」へ支持訴え
22日投開票の宮古島市長選挙へ立候補を表明している真栄城徳彦氏(67)の後援会総決起大会が13日、マティダ市民劇場で開かれた。真栄城氏は今回の市長選について、市の事業に関しての百条委員会が設置されるなど混乱が生じている現市政を継続させるか刷新するかが最大の争点との考えを示した上で、「今の市政を断ち切る最後のチャンス。最後の勝負をさせてほしい」と支持を訴えた。
大会には長濱研三後援会長、告示後に選挙対策本部長に就任する予定の座喜味一幸県議、真栄城氏を支持する市議6人で構成する市政刷新議員有志の会の新里聡会長、後援会女性部の宮国京子部長らが出席した。
真栄城氏は、市観光プロモーション事業に関する百条委員会が設置され審査が行われている現状を「市政が混乱している。今のままでは市がだめになる」との考えを表明。市長選挙の争点については「自衛隊配備でもハコモノ行政の是非でもなく、今の市政を継続させるのか、それを断ち切って新しい市政を立ち上げるのか、これが唯一の争点」と強調。「継続は力と言うが、悪い継続は断ち切らなければならない。今がそのチャンス。これを逃すと宮古に大きな禍根を残すことになる」と呼び掛けた。
公約としては、行政の説明責任、法令順守、情報開示の確立や、農水産業の所得を向上させるための取り組み、増大している一般会計予算の見直し、福祉と教育政策の充実、子供の貧困問題を中心とするワンストップ型の相談機関の設立などを掲げた。「今の市政を断ち切らなければ何も始まらない。私たちに与えられた最後のチャンス。最後の勝負を真栄城にさせてほしい」として支持を訴えた。
座喜味県議は「自民党県連の推薦は得られなかったが、本物の保守中道で市長になれる人材は真栄城氏しかいない。支持率は上がってきている。勝利へみんなで頑張ろう」、長濱後援会長は「真栄城氏は市長が行政を私物化するような市にしてはいけないと粉骨砕身頑張っている。支援をお願いしたい」と呼び掛けた。
新里会長は「真栄城氏は一次産業の底上げをして宮古を潤そうとしている。必ず市長に当選するまで押し上げていこう」、宮国女性部長は「市民や家族、子供たちの幸せを考えてくれるのは真栄城氏しかいない」などと支援を要請した。
最後は全員で「ガンバロウ三唱」を行い市政刷新の実現へ気勢を上げた。
真栄城 徳彦(まえしろ・のりひこ)1949(昭和24)年10月28日生まれ。67歳。宮古島市平良字西里出身。早稲田大中退。旧平良市議1期、宮古島市議3期目。2013年11月から2年間、市議会議長を務めた。