期日前初日976人/市長選
前々回の2倍、関心高く/きょうから旧郡部でも実施
任期満了に伴う22日投票の第4回宮古島市長選挙は16日、期日前投票が始まった。初日は前々回2009年(前回は無投票)の初日投票者数の約2倍に当たる976人(男性504人、女性472人)。有権者の関心の高さをうかがわせた。17日からは、城辺、伊良部、下地、上野地区を含めて計5カ所で実施される。
市長選に立候補しているのは革新系無所属新人で前県議の奥平一夫氏(67)、保守系無所属で現職の下地敏彦氏(71)=自民推薦、新人で医師の下地晃氏(63)=社民、社大推薦、保守系無所属新人で前市議会議長の真栄城徳彦氏(67)の4人。奥平氏と下地晃氏はそれぞれ「オール沖縄」の立場を掲げている。
初日の期日前投票会場は市役所平良庁舎1階ロビーのみ。午前8時30分から午後8時まで行われた。
開場時間と同時に有権者が次々と入場し、それぞれ候補者の名前を書いて投票箱に一票を投じた。
投票者が途切れることはなく、午後5時の時点で前々回の期日前投票者の初日総数510人をあっさり超えた。昨年5月施行の県議選の初日投票者数470人をも上回っている。
09年市長選の有権者に占める期日前投票総数の割合は25・95%。出足の状況を見ると今選挙はこれを上回る公算が大きい。各陣営とも期日前投票の流れが当落のカギを握ると見て注視している。今選挙の有権者数は4万3441人。
初日の投票者数に、市選挙管理委員会の下地淳徳委員長は「勢いがある。市長選だけに関心が高い」と話した。その上で「17日から旧市町村部でも行われる。投票日当日に都合が付かない人は期日前に投票を済ませてほしい」と話した。
市長選と同日に施行される市議補欠選挙の期日前投票も16日から始まっているが関心は今ひとつ。選挙があることを知らず、白票を投じる有権者が複数いた。
市議補欠選挙に立候補しているのは新人で会社員の前里光健氏(34)、幸福実現党宮古島市地区代表の宮城隆氏(64)=幸福実現党公認=、前市議の下地博盛氏(67)、新人で市民団体「てぃだぬふぁ島の子の平和な未来をつくる会」共同代表の石嶺香織氏(36)、元市職員の砂川和夫氏(62)。
期日前投票の会場と時間は次の通り。市役所平良庁舎以外は20日まで。
市役所平良庁舎1階ロビー(午前8時30分~午後8時)▽市城辺公民館(午前9時~午後5時)▽市役所伊良部庁舎地下1階会議室(午前9時~午後5時)▽市役所下地庁舎1階会議室(午前9時~午後5時)▽市役所上野庁舎1階会議室(午前9時~午後5時)